大阪城御座船は大阪城の内濠を20分間で巡る黄金色の観光船で、大阪城の石垣を間近で見ることができます。豊臣秀吉の頃の大阪城と城下町の風景を描いたオーストリアのエッゲンベルク城所蔵の「豊臣期大阪図屏風」には「鳳凰丸」と言われる豪華遊覧船が描かれており、当船はその鳳凰丸をモデルに制作されました。御座船とは天皇や将軍、公家、大名などが乗船する豪華船のことを言い、黄金をこよなく愛した秀吉を偲んで船全体に約3000枚もの純金箔が貼りめぐらされています。大阪城内堀北側の極楽橋付近発着の当船は鳳凰丸、金城丸、金扇丸の３種類あり、定員は16名で、貸切クルーズも実施しています。料金は大人1,500円、小中学生750円、未就学児は無料です。また、船内では大阪城を熟知した「お濠巡り衆」による大阪城の歴史案内を楽しむことができます。鬼門の方角に魔除けのためにはめ込まれた「人面石」や大名の刻印が残された石垣、そしてお堀の中から見る大阪城天守閣など、大阪城でしか見ることができないスポットや風景を船内から楽しむことができます。