国立国際美術館は大阪市北区中之島にある現代美術を収集・展示する美術館で、独立行政法人国立美術が管轄しています。ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、マックス・エルンスト、藤田嗣治、国吉康雄ら戦前のいくつかの代表的な作品を除き、戦後の現代美術作品を多く収蔵しています。1977年に開館した当美術館は、万国博覧会開催の時に建築された万国博美術館を再利用したもので、30余年にわたり国内外の作品を展示してきましたが、老朽化を機に2004年にリニューアルオープンしました。当美術館では毎月開催される展示会に加え、講演会、シンポジウム、ギャラリートークなども好評。当美術館の設計者はアルゼンチン出身の建築家・シーザー・ペリで、竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージしたユニークなデザインが特徴的です。当美術館の地下１階には講堂、レストラン、ミュージアムなどがあり、地下２階と3階に展示室及び収蔵庫があります。