枚岡公園は、大阪府東大阪市にある大阪府営の都市公園で、1938年に開設されました。額田山と枚岡山の二つの尾根からなり、その中央部に豊浦川が流下しています。面積43.4haの当公園は梅や桜、そして紅葉の名所としても有名で、1958年に金剛生駒国定公園がしてされた際、当公園の全地域も金剛生駒国定公園に指定されました。当公園の梅林は「大阪みどりの百選」にも指定されていますが、ウメ輪紋ウイルスに感染したため、2016年の開花を最後に梅の木は全て伐採されました。また、再生には4年以上かかると言われています。当公園には生駒山頂へと続くハイキングコースがあり、展望台からは大阪平野や六甲山の山並み、そして天気の良い日には淡路島や明石海峡大橋などを眺望できます。また、公園内には、江戸時代には参勤交代路や庶民の伊勢参宮道として利用された暗峠（くらがりとうげ）や枚岡神社の創祀の地である神津獄本宮（かみつだけほんぐう）などがあります。さらに、ローラー滑り台や複合遊具などの遊具が揃った「森のおもちゃ箱」も人気です。