北浜レトロビルヂングは大阪市中央区にある歴史的建物で、1997年に登録有形文化財に指定されました。英国のグラスゴー派の影響を受けて、1912年に建設された当館は株仲買商の商館としての役割を担い、戦後は建築材料専門商社「桂隆産業」の本社ビルとして使用されていました。その後、廃ビルとなっていましたが、1997年に現オーナーが明治時代の純イギリス建築に改装。地上２階建地下１階の当館は、煉瓦造となっており、正面開口部は、花崗岩の切石を用いて縁取りされ、玄関周りは変形アーチを４本の柱型で受けているのが特徴的です。また、内装は本場から取り寄せた材料が使用されており、白い壁にエメラルドグリーンの柱や窓枠、そして木の床が敷かれています。また、店内のいたるところに英国製のインテリアが使用されています。当館の１階は英国風ケーキ・紅茶雑貨ショップ、２階は紅茶通の間で人気を集める純英国スタイルのアフタヌーンティーが楽しめる紅茶専門店「北浜レトロ」として営業しています。