池田城跡公園は大阪府池田市城山町にあり、室町時代から戦国時代にかけて、池田市域一帯を支配していた地方豪族、池田氏の居城跡地を公園として整備を進め、2000年4月にオープンしました。池田市で唯一の池泉回遊式庭園がある公園として知られ、池田市が総工費約63億円をかけて整備されました。池田城最大の出来事として有名なのが、1578年に勃発した「有岡城の戦い」で、摂津国の実質的な支配者であった荒木村重が有岡城を拠点に織田信長に謀反を起こしました。有岡城が落城し、戦いが終結した翌年の1580年には、池田城も信長の命により廃城となりました。池田城跡公園内には日本庭園だけでなく、展望舎、茶室、管理棟などもあり、展望舎からは池田市街や宝塚市そして大阪市、神戸市の風景を一望できます。また、園内には大阪教育大学の学生寮や池田市が舞台になった2003年度後期のNHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」の放送を記念した「てるてる坊主さんの照子さん」文学碑が設置されています。