祥福寺は、兵庫県神戸市兵庫区にある、天門山と山号を称する臨済宗の寺院です。創建は比較的新しく貞享2年（西暦1685年）、雲巌禅師により開かれました。厳しい修行道場として有名。祥福寺へのアクセスは、神戸市営地下鉄大倉山駅から徒歩約16分、JR神戸線神戸駅から徒歩約24分程度となっています。兵庫区の山裾に凛とした佇まいを見せる祥福寺の境内からは、神戸の街並を見ることができます。境内の裏手には風情を感じさせる重塔もあります。「拝観のためのお寺」ではなく「修行僧のための専門道場」といった厳かな雰囲気が漂います。明治元年（西暦1868年）、神戸警備のために来た長州藩兵数百名が祥福寺を宿所として、神戸を護衛したとのこと。戊辰戦争時の歴史ロマンを感じさせる場所でもあります。祥福寺の付近には、神戸八社巡りで有名な五宮神社、「平野の祇園さん」と住民から慕われる祇園神社などがあり、あわせて参拝をしたいところです。