1909年に設立された日本初の私立博物館である神宮徴古館は、伊勢神宮のお祭りや歴史・伊勢の文化を紹介している博物館です。1945年に戦争で大部分を焼失してしまいましたが、1953年の第59回式年遷宮の際に再建されました。２階建ての館内は展示内容によって５つのエリアに分かれており、11点ある国の重要文化財を含む、考古・美術工芸品などが合わせて約13,000点収蔵・展示されています。中でも、20年に一度の「式年遷宮」の際に新調して神様に捧げる「御装束神宝（おんしょうぞくしんぽう）」と呼ばれる宝物類は必見です。敷地内には自然科学の資料が多く展示されている日本初の産業博物館「神宮農業館」と、芸術家が伊勢神宮に奉納した作品を展示している「神宮美術館」があり、お得な共通入館券も販売されています。伊勢神宮内宮・外宮からバスやタクシーで10分ほどの距離にあるので、知識を深めるために参拝後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。