成田山公園は、新勝寺大本堂の裏の丘陵地を利用した16万5000平方メートルの大庭園です。四季折々の花を楽しめる当園は、ツツジ、サツキ、モミジなどが多数植えられ、春は約350本の桜が公園の池にその美しい姿を映し出し、訪れる花見客を喜ばせてくれます。秋は藤棚、クヌギやナラ、イチョウの木など約250本の古木が紅く色づく紅葉の中で行なわれる「紅葉まつり」は、紅葉が特に鮮やかに色づく赤松庵の中でのお茶会が催され、筝や二胡の演奏は一見の価値があるイベントです。また早春には、梅まつりが行われ、紅白の鮮やかな梅の花が咲く梅林の中で開催される野点が無料で楽しむ事ができます。こちらを訪れた際に、必ず立ち寄って欲しいのが、公園内「成田山書道美術館」傍にある【水琴窟】です。水琴窟とは、水滴が大瓶の中に落ちて反響する音が耳を傾けると名琴のような澄んだ音が聞こえてくる物で、日本庭園などに設置されている装飾の一つです。最近では水琴窟を設置する庭園も少ないので、こちらを訪れた際には一度、水琴窟が奏でる音を聞いてみてください。こちらへのアクセスは、JR成田駅から徒歩20分です。