さんまち通りは、飛騨高山を代表する古い建物が立ち並ぶ美しい街並みです。通りには人力車も走っていて、まるでタイムスリップした気分を味わえます。城下町の中心、商人の町として発展した高山の古い町並みの出格子の連なる軒下には用水が流れていて、現在でも生活用水や打ち水として使われています。造り酒屋には新酒ができたことを知らせる、杉の葉を集めてボール状にした酒林（さかばやし）が吊り下げられ、老舗の暖簾が軒を連ねています。さんまち通りの名所は中橋と呼ばれる飛騨、美濃さくら33選のひとつに選ばれている赤い橋です。桜の見頃である4月中旬から下旬には桜と赤い橋がマッチして、秋には紅葉と橋の風情ある姿を楽しむことができます。春も秋も夜には橋がライトアップされます。駄菓子屋さんをはじめとして飛騨牛の握り寿司や肉まん、みたらし団子など食べ歩きできるお店もたくさんあるので、疲れたら美味しいものを食べて休みながら町歩きを楽しみたいですね。