さざえ堂は、会津さざえ堂とも呼ばれ、白虎隊自刃の地として知られる飯盛山に建てられた、高さ16.5ｍの六角三層のお堂です。正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といいますが、その形が貝のサザエに似ていることからサザエ堂と呼ばれています。かつてはその独特な２重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていました。ダビンチもスケッチに書いていたと言う不思議な上りと下りが全く別の通路になっている二重らせんのスロープは、木造の建物として実在するのは世界でここだけです。世界的にも珍しい建築様式を採用したと言うことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成８年には国重要文化財に指定されました。街中の観光地ですので、他の観光地と同日に楽しめます。アクセスも周遊バスの飯盛山下を降りですぐに辿り着きますし、自動車でも会津若松ＩＣより約15分と好立地、会津若松へ観光にいらっしゃったのなら、是非訪ねてください。