オランダ坂は、鎖国時代から開国に向けて、外国人居住区に居留していた外国人が高台を好んで移転し、その生活道路に由来しています。坂は石畳で整備され風光明美なこと、そして当時親しみを込めて外国人を「オランダさん」と呼んでいたことから、「オランダ坂」と命名されるに至りました。当時、市内の至るところにオランダ坂はありましたが、現在は｢誠孝院前の坂｣・｢活水坂｣・そして｢活水学院下の坂｣の総称とされています。オランダ坂散策は、意外にも雨の日がおすすめ。しっとりと濡れた石畳は街の風情にしっくり合う雰囲気です。オランダ坂へのアクセスは、車の場合、九州横断自動車道「長崎芒塚IC」で下り長崎大分線・長崎自動車道 と ながさき出島道路・国道324号を経由「出島」インターより所要およそ8分ほど。公共交通機関利用の場合、JR長崎本線「長崎駅」駅前より長崎電気軌道1号系統崇福寺行に8分ほど乗車し「新地中華街」で石橋行へ乗り換え、「メディカルセンター」電停にて下り、徒歩所要4分ほど。「ながさき観光ルートバス」では、長崎バスによる運行で、市内主要観光スポットを巡るプラン。グラバー園・大浦天主堂、オランダ坂、長崎新地中華街、出島、平和公園、原爆資料館を周遊するので、観光にはとても便利です。