車折神社は京都市左京区にある神社で、御祭神として平安時代の儒学者・清原頼業(きよはらよりなり)をお祀りしています。清原頼業は学業に秀で、九条兼実から「その才、神というべく尊ぶべし」と称えられたと言われ、学業成就、試験合格にご利益があります。頼業の「より」は金の寄りがよくなり、「なり」は商売が成り立つとの語呂合わせから、金融面での売掛金回収や商売繁盛でも多くの参拝者が訪れます。「約束を違えないこと」をお守りされる神様でもあり、様々な約束事が守られるよう願いを託した小石が拝殿の前に積みあがっています。最初に願いを掛けた時に小石を持ち帰り、成就したら倍の大きさの石を奉納する習慣で江戸時代には始まっていた俗信です。境内には芸能神社もあり、芸能・芸術の分野で上達を願う人達の信仰も篤く、朱塗りの玉垣が4千枚以上奉納されています。場所は嵐電(京福電車)車折神社前駅を出てすぐの場所にあり、近くには弥勒菩薩像で有名な広隆寺があります。