元興寺

元興寺は奈良市内の歴史地区ならまちに位置します。その歴史は古く飛鳥時代に遡り、蘇我馬子が飛鳥に建立したのが前身となる法興寺です。平城遷都に伴い718年に奈良の地に寺を移し、名前を元興寺と改めます。飛鳥にあった時と同じくこの寺は大陸からの文化を受け入れ学問の中心地となりました。平安時代の前半期までは栄えていたものの、時代の変化と共に寺の持つ力が薄れ衰退していき、庶民階級の人々の拠り所となる寺になっていきました。元興寺は時代と共に規模を変え、様々な勢力に翻弄されてきたのです。現在の元興寺はならまちにあって歴史の深さを姿で現していると言えます。境内では、国宝に指定されている極楽殿、弘法大師にゆかりのある国宝禅室、飛鳥時代から大切に使ってきた屋根瓦など見どころは多くあります。年中行事としては、2月には「福は内、鬼は内」と掛け声を出す節分、8月には境内の無数の地蔵尊に灯を点す万燈供養などが有名です。

住所

〒630-8392奈良県奈良市中院町11

アクセス

近鉄奈良線奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分

電話番号

0742-23-1377

料金

大人500円/中高生300円/小学生100円/身障者それぞれ半額/秋期特別展期間中は大人600円

営業時間

09:00~17:00

口コミ(0)

口コミを書く

現在口コミはありません

おすすめの体験はこちら

近隣のスポット